ひさびさフランス語

友人からメールがあって、宿題手伝ってほしいんだって。この人は学生の時分から、レポートが書けないから助けてだとか、本当のぎりぎりになってから泣きついてくる癖があって、じゃあレポート書くなら書くで、そのテーマについてあんたはどう思うのさ、そう聞いたら、わからへん、書いてー、とくるわけだ。さすがに困る。手伝うことは可能でも、すべてを背負うのは無理です。

さて、宿題。彼女は今フランス語を習いにいっていて、その宿題ができないという。できないったって、どうせその日の学習内容にそった作文するくらいなんだから、テキスト参考にすりゃいいじゃんかといっても無理だっていう。その宿題とは、自分の住んでいるアパルトマンについて、友人に伝えるというもの。箇条書きでいいんじゃないの、といっても、どう書いたらいいかわからないときて、ああもう相変らずどうしようもないなあ。

それで手伝いにいく私もたいがいお人好しです。

条件は、日本語でいいからあらましを考えておくこと。フランス語で書き始めておくこと。この二点といったら厳しいといわれたんですが、そうかな……。

私にとっては、久しぶりのフランス語の課題となりました。聞けばまだ過去をやっていないんだそうで、ということは現在のみで書くのか。もちろん関係代名詞やその他気のきいたいいまわしもやってないから、あんまり凝った文章にはなりません。だったら、本当に箇条書きでいいんじゃんか。けど、箇条書きのように書くっていうのもなかなか難しいものだったりします。

できあがった文章は以下のようなものでした。記憶頼りで再現しているので、詳細は多分違うと思いますが、まあこんな感じということで。

J'habite à Paris.
L'appartement est à cinq minutes de marche de la gare.
Il est de dix-neuf étages. J'habite au seizième étage.
Ma chambre est numéro 1703.
Elle a trois pièces et une cuisine.
La première pièce est la chambre à coucher.
Il y a un lit, une télévision et une lampe.
En face de la chambre, il y a la pièce de piano.
La salle à manger est à côté de la pièce.
Il y a une table et trois chaises.
Mettons des fleurs sur la table.

最後が、食堂にはテーブルと椅子が三脚あります。テーブルには花を飾りましょう。でしめられるのは私としてはかなり気にいってるんですけど、彼女はもしかしたら、Je mets des fleurs sur la table、私はテーブルに花を飾ります、としたかも知れない。けど、どっちでもいいや。

こうした、寝室にはなにがあるの、寝室以外にはどんな部屋があるの、というやりとりは、なかなかに楽しいものでしたが、しかしロマンチックなことはなにもありませんでした。

がっかりだ!