文化の違いとはまさに価値観の違いであるのだなあ

今、NHK BS hiでヤノマミ族のドキュメンタリーをやっているのだけど、これを見ると、文化の違いというのはまさに価値観の違いであるのだと意識させられずにおられない。ここでは産まれたばかりの子供はまだ人ではなく、そのまま精霊としてお返しするという選択肢が存在する。それは、現代日本に住んでいる私には驚くほかないものなのだけれど、だからといってヤノマミの文化を野蛮であるとか非文明的であるとか非難することなんてできやしない。

少し昔の日本でも産まれてきた子供を調整する文化はあったというけれど、こうした文化のギャップというものは、自分自身の普通と思っていること、それがただ普通と思っているだけに過ぎないと実感させてくれる。普通や普遍なんてものは、本当はどこにもありやしないのだ。