素晴しいものは地にあふれんばかりに

先日買った、バーンスタインの『ミサ』。これ聴くのははじめてだったのですが、しかしバーンスタインらしい響きがあって、そして私の知らなかったバーンスタインの表現があって、しかしとても素晴しい。知らずにいたのが惜しいと思える、そんな曲で、しかしこうして気付かずにいる素晴しいものというのは、いくらでも、いくらでもあるのだろうなと思って、すごく残念です。

なんでも聴きたい、見たい、知りたい。けれど、人生は有限だからなあ。それがもう本当に残念です。私が死にたくないと思うのは、こうした素晴しいものに触れることができなくなるからなのかも知れないと思うのです。