Flickr、プロフィールページの説明を書き換えた

Flickrのプロフィールページの説明を、よりわかりやすくなるよう書き換えました。

2009年9月3日時点版を引用しておきます。

私の写真はCreative Commonsの表示-継承ライセンスで公開されています。あなたが、Creative Commonsの表示-継承ライセンスで自作品を公開されるなら、私の写真を自由に利用できます。加工も自由です。

ただ、それは写真そのものを利用するケースと考えてください。例えば漫画の資料に私の写真を使いたい、そういう場合は、気にせず、自由に写してくださってかまいません。文句なんかいいません。トレス? どんどんやってくれ。

ただ、私の写真の被写体に著作権者がいるケースには注意してください。

イラストや漫画の界隈で著作権を過剰に言い立てるような事案があると聞き及びまして、私の写真に関しては自由に参考にしてもらってかまわない旨、明言しておこうと考えたのです。

確かに著作権は大切で、守るべきものだと思ってるし、実際私も守るよう気をつけているのだけれど、けれど過剰に著作権を主張すると、今度は創作が細るという問題があります。アメリカなんかでは、映画の中に他者の著作物がちらっと映っただけで、莫大な使用料を取られたりする。それで、おちおち映画も撮ってられない。そんな問題が出て、クリエイティブ・コモンズという考えが出てくるにいたりました。

私は、オリジナルってなんだろう、本当に本当の、どこにもルートを持たないようなオリジナルってあるんだろうかと、学生の頃に悩んで悩んで、結局その問題意識からスタートして修士論文を書きました。私は、今では、無から有を生み出すようなオリジナルなんてないと思っています。すべての著作物は模倣である。それは自然の模倣かも知れないし、他者の生み出したものに刺激されて生まれたものであるかも知れない。作品というものはすべて、誰かが作ったもののプールから生まれて、いつかそのプールに帰っていくものだと思っています。だから、クリエイティブ・コモンズの考えを知ったときには、すごく嬉しく思ったものでした。

私は、私の考え方を誰かに押し付けようとは思いません。けれど、自分の考えを表明はしておきたいと思いました。

私の公開しているもの、私の撮った写真、書いた文章、それらは自由に使ってもらってかまいません。ただ、クリエイティブ・コモンズのライセンスの要求事項、よかったらこれを守ってください。出典を記す、そして同じくクリエイティブ・コモンズのライセンスで公開するというものです。この制限は、クリエイティブ・コモンズの考えが広がってくれればいいと思っているからやっています。

もし、クリエイティブ・コモンズのライセンスでは公開できない、そういった個別の事情があれば、それは相談くだされば、なんとでもなります。とにかく私のいいたいのは、私の作ったもの、書いたものなどに関しては、あまり著作権を主張しませんということです。

私は、創作者であるあなたを、支援します。応援したいと思っています。もし私の作ったなにかが、あなたの創作の役にたつのだとしたら、そんなに嬉しいことはないと思います。