『けいおん!』第4話

京都では『けいおん!』は一週遅れの放送です。

楽器練習しないなあ、と思いながら見てたんだけど、最後に、みんなとはじめて合わせてみて楽しかったもん、なんていってるから、楽器を弾いてても、それを映していないだけだってことがわかります。すごいな。

しかし原作をうまく膨らませて、それでうまくまとめてあるなあ。花火のシーンでは、神さま私にも楽器をあれくらいラフに扱える勇気をください、なんて思ったんだけれど、それよりも、それまでばらばらだったようにみえた気持ちは、実際にはそうではなかったんだよっていうことをうまく伝えて、いいシーンじゃないか。なんて思ったんですね。

しかし、唯はいきなり弾けすぎなんじゃないか? 「急に成長しちゃうと、視聴者側がついてこられなくなって別人に見られたりすると困ります*1」って発言は嘘だったのか? 「「そんなに急に上手くなるわけないよ」と(笑)*2」 あのときの言葉は嘘だったのかっ! いや、ほんと、あれ無理よ。それと、いきなりチョーキングやってたけど、慣れれば普通にできるようになるんですけど、最初のころはあれ結構きつくて、あんなに軽くはいかないもので、それが普通にできるようになったのはどれくらいたってからだったろう。まあ、エレキギターだと違うんかも知れないけどさ。.009とか張ってるとなおさらそうなのかな? でもまあ、こんな瑣末なことはどうでもいい。

あの列車、鐵の人だとわかるのかな。日本海に向かってる? しかし別荘での一連のシーン、なんという紬の可愛さだろう。海のシーンは、あれはプライベートビーチなんだろうか。フジツボを触ってしまうシーン、あれはまず手を洗わずにはいられないというケースじゃないのんか? それと、温泉を下から光らせるのは悪趣味だと思う、って、あれは演出か。

アニカン』ついでに書いておこう。『アニカン』ってのは、史上最強のアニメ情報フリーペーパーらしい。CD店にいったら『けいおん!』表紙だったので、思わずもらってきたのでした。で、『けいおん!』監督の山田尚子さんのインタビューが掲載されていて、結構面白かったのですが、気になるところがあって、それは、

同じくファーストフード店で紬がポテトを広げるシーン。あれも男子にはわからないけれど女子目線では「あるある!」みたいなことなのかな、と。*3

あれ見て私は、あるある! って思ったんですけど、一般的に男子はああいう行動はとったりしないの? するよね。しない? どうなんだろう。自分の過去の男連中とファーストフード店にいった記憶を手繰っても、明確なヒットはない。どうだっけかなあ。やったと思うんだけどなあ。けど、自分は女の子社会の中で育ってきたからなあ。よくわかんない。やったと思うんだけどなあ。

次回は、第1話から綺麗な先生という伏線を張ってきたさわちゃんの真実が出るということで、大いに期待しているんですが、もちろん関東ではもう放送済であるわけで、ちょっと情報規制をして臨みたいと思います。

しかし台詞を確認したくて第1話を見直してたんですけど、あの「嘘だったのか?」のシーン、途中でちらっと紬の反応を確認する律の視線の動き、あれが地味ながら効いてます。よしよし、食い付いてる、みたいな目。

終わんないな。暇というのはおそろしいな。ところで、CATVのセットトップボックスで探して録画をすると、『Pandra Hearts』や別の日の「戦国BASARA』やらも録画されて、けど『けいおん!』直前の『バスカッシュ』は録画しないという。いったいあの機械はなにを基準に判定してるんだろう。世の中は謎だらけです。

*1:けいおん!監督 山田尚子Interview Part2」,『アニカン』Vol. 71(2009年5月),10頁。

*2:同前。

*3:けいおん!監督 山田尚子Interview Part1」,『アニカン』Vol. 71(2009年5月),1頁。