最近のCD

CD買いました。アニメ『けいおん!』のOP.、ED. なんですが、この二曲ともに、それぞれ個性を演出して、聴いていて楽しいんですが、ヘッドホンで聴いてるとじきに耳鳴りがしてくるっていうね。最近のCDは音圧競争の結果、音がすごいことになってるっていいますが、っていうか、山下達郎が2002年の時点で音楽の質に関係なくて大きければ正義だという馬鹿みたいな時代が延々と続いていますっていって嘆いていましたが*1、その状況は2009年でも変わっていなかったみたいです。

しかし、私は2ちゃんねるの楽器・作曲板に出入りしているんですが、そこで主題歌2曲の波形を視覚化してくださった方がいましてね、それ見たら、たしかにすごい。あれは、プロの仕事だと思います。一度でも自分で録音して、マスタリングみたいなことしてみたらわかると思うんですが、いくらイコライザ使ってコンプかけてノーマライズしてみても、あんなにはレンジいっぱいに持っていけない。しかもそのレンジいっぱいにぎゅうぎゅうに詰まった音が、AACエンコードしてもちゃんと聴こえるっていう、そのさじ加減は本当にプロの仕事だと思います*2

けど、レンジいっぱいに持っていくことで、確かに失われてしまっているものもあるんですね。でも、これらの曲に関しては、こういう音像でもまあかまわないかなと思うんですが、インストゥルメンタルのアルバムがみちみちに詰まっていたりすると、ちょっとがっかりする。だって、ガットギターってそんな馬鹿でかくはならんだろう、ニュアンスもへったくれもあったもんじゃない、っていうインストアルバムがあったりするんですから。あれは悲しかったです。

iTunesは個別のファイルの音量を調整できるので、これらの曲は、95%か90%くらいで聴くことにするんじゃないかと思います。そうしないと他の曲とバランスが取れない。けど、こうして音量を下げても失われたものはとりもどせない。だから、やっぱりできたら、ちょっとは加減して欲しいなと思います。

Cagayake!GIRLS(初回限定盤)

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Don’t say“lazy”(初回限定盤)

Don’t say“lazy”(初回限定盤)

*1:2002/2/17 Sunday Song Book「山下達郎 RCA/Air Years 特集(3)」

*2:下手な仕事だと、エンコードするとノイズだらけになったりします、まじで